発音上達方法の心得
外国語を勉強していくうえで誰もがぶつかる壁、発音。具体的な発音ではなく、こういう意識を持って発音練習するといいよという方法をご紹介します。
違いを意識する
これ一言につきます。なぜ発音が下手なのか、 それはつまり日本語の音に置き換えているからです。 catもcutもcottenも日本語のアで発音してはだめなのです。 なので発音をよくするためには、母語話者の発音を完全にまねすればいいだけです。
そのために違いを意識するのです。
突然ですがこの二つの画像を見比べてみてください。いくつか違うところがあります。30秒ほどでよいです。
どうでしょうか。ここが違う! 影の形が違う! 木の長さが違う! 何か見つけましたか?
すみません。実はこの画像全く同じものです。
実は変わっていないのに、変わっていると言われたらどうにかして違うところを探そうとしませんか?
逆に同じだと言われたらたとえ違っていても同じにしか見えないかもしれません。人間の脳なんてそんなものなのです。
医者から出された薬は偽物だったとしても、本物だと思って実際に効果が出てしまうようなプラシーボ効果みたいなものです。
英語のhatとhutとhotは同じアの音だと、日本語のアだと思ってしまったらずっとそのままです。違いに気づけません。
韓国語の가と카は同じだ!カにしか聞こえない!
フランス語のdouxとdeuxは同じ発音だ。ドゥだ!
いいえ、違います。似ているけど別物なんだという意識を持って発音を聞いてみてください。 違うんだと分かればどうにかして違う部分を見つけられるはずです。
人間として生まれた以上、だれでもできます。赤ちゃんや小さい子は無意識にマネできているだけです。大人になっても自分の耳を使って聞き分ける練習をすれば聞き分けられます。
なにせ同じ人間が発音して聞き分けているからです! 絶対にできるようになります。
そのために発音練習の解説や動画を見て勉強してみてください。ちなみに口の形や開け具合は参考までにしてください。
いつなんどきでもこの発音をするときはこのぐらい口を開けなければいけないなんてありえません。小声で話したり、腹話術ができたりするのがその証拠です。
耳を鍛えて違いを意識して完全にコピーできるようになりましょう!!
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