星の王子様 名言 各言語比較

前回外国語で外国語を学習する方法を紹介しましたので実際に、サンテグジュペリの「星の王子様」を例に勉強してみましょう。

「大事なものは目に見えないんだ。」というかなり有名な一文は原文のフランス語では

“L’essential est invisible pour les yeux. “                 pourは英語でいうfor、 lesはthe、yeuxはeyesです。

英語だと “What is essential is invisible to the eyes.”

多少異なる部分はありますが英語が分かればフランス語の単語と共通した部分がありますね。ちなみにポルトガル語だと

”O essencial é invisível aos olhos”                   aos はto the、 olhosは eyesにあたります。

似ている部分が多いので辞書を引かずともどの単語が目という意味なのか推測できてしまいます。こうやって見るとつくづくヨーロッパの特にロマンス諸語(ラテン語起源の言語)は似ているなと実感します。

お次は中国語で見ていきましょう。

”重要的东西用眼睛是看不见的。”

日本人なら8割意味が取れるでしょう。おそらく”看不見”の部分が分かりにくいかもしれません。看は見る、看見は目に入る、その間に不可能の不が入って、見ることができない即ち見えないとなります。东西(東西)で”物”という意味なのも面白いものです。このように似ている部分と異なる部分を見つけながら勉強していくのが外国語学習を趣味にしている私のような者には楽しいものです。フランス語は主語が絶対必要だけどポルトガル語はそうではないんだ!といったような感じです。

最後に一生使えないであろう”迷言”を紹介して締めようと思います。

”Mais ce n’est pas un homme, c’est un champignon!” “Mas aquilo não é um homem, é um cogumelo!”  “但他不是人,他是蘑菇 ”     

”でもそんなの人じゃない、きのこだ!”

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