外国語学習 効率の良い学習方法は写経!
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今日は私のおすすめする学習方法を紹介します。
写経
です。その名の通り文章をそっくりそのまま書き写すことです。まずメリットを説明していきます。
メリット1:自分の単語力が分かる
文章を写すときに、すべての単語に集中がいくので、自分の知っている単語と知らないものが浮彫になります。
見たことはあったけどはっきり意味覚えてないな、あれ?意味を勘違いして覚えていたな、こんな使い方があるんだな、と自分がどれだけ習得しているか確認になります。
また書くときに、多くの方が頭のなかで発音しながら書くのではないでしょうか。そうするために正しい発音を意識することも必要になってきます。
リスニングだと知らないものは聞いても分からずそのままになりがちです。
メリット2:文の構造理解
リスニングやリーディングを何となくこなしていると、文の構造をしっかりと把握することがおろそかになりがちです。
どれが主語でどれが動詞で、この形容詞は何を修飾しているのだろう、と意識的に考える機会になります。
この力は非常に大事で、複雑な文章になればなるほど文構造を理解しないと正しく読み取れません。
例えばこんな文章、一度読んだり聞いたりしただけで正しく理解できるでしょうか。
‘Let’s go, then,’ said Sirius, clapping Harry on the shoulder and smiling grimly, and before Harry could say anything else, they were heading upstairs, stopping before the heavily chained and bolted front door, surrounded by Weasleys.
J.K.Rowling “Harry Potter and the Order of the Phoenix” p.484
自分の母語ならさっと読んだだけで誰がどうしたのか分かりますが、外国語になると一気に難しくなります。
代名詞が何を指しているのか、この動詞の主語は?andで繋がれているのはどの単語?と考える機会になります。
メリット3:記憶に残りやすい
読むだけ、聞くだけよりも、いろいろな五感を利用したほうが記憶に残りやすいです。
読みながら、そして書きながら、聞きながらやればそれだけ記憶できやすく、思い出しやすいのです。
パソコンや携帯電話でメモを取っても記憶に残っていることってあまり多くないですよね。
もちろん物事には良い面があれば悪い面もあるものです。いくつかデメリットも説明していきます。
デメリット1:時間がかかる
書くわけですから、ただ聞くだけ読むだけに比べたらはるかに時間がかかります。
学習中の言語だと一回で覚えていられる量は多くないので、頻繁にテキスト見て書いて見て書いての繰り返し。
デメリット2:すべての人におすすめではない
ここまで来て今更なのですが万人向けの学習方法ではありません。
人によって記憶するタイプが違います。
写真や絵などで覚える視覚型、耳で覚える聴覚型、文字や言語で覚える言語優位型があります。
なので、特に耳で聞いて単語や言い回しを覚える方が定着しやすい方にはあまり効果がないかもしれません。
以上、メリットとデメリットを説明しましたが、決して無駄にはならない学習方法であることは確かですのでこの方法もぜひ試してみてください。
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